事務代行サービスと言うと、メールやチャットを使って遠隔で業務を進める「オンライン型」を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、現場での作業や紙媒体の取り扱いが必要な場合には、訪問対応が可能な「オフライン事務代行」がおすすめです。
そこでこの記事では、オフライン事務代行の概要、依頼できる業務内容、メリット・デメリット、料金相場などを解説します。

小島 美和(佐藤 みなと)
合同会社あすだち 代表
時間に追われすぎない穏やかな生活を送りたくて、会社員生活を卒業→起業。オンライン事務代行として活動中。節約と時短をこよなく愛しています。息子と2人暮らしのシングルマザー。
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一般的な事務業務だけでなく、経理業務、ホームページ編集、SNS運用まで幅広くご依頼いただけます。
「こんな業務、お願いしても大丈夫かな?」というようなことがありましたら、お気軽にご相談ください!
オフライン事務代行とは?

オフライン事務代行は、オンライン上でのやり取りだけでなく、事務スタッフが直接現地へ訪問し、対面や紙媒体を中心に業務を行うサービスです。
オフライン事務代行の強みは、現場でしか対応できない業務を依頼できることです。
たとえば、紙の契約書や領収書のファイリング、会議資料の印刷・配布、倉庫やオフィスでの在庫管理といった業務は、オンラインで完結できない業務の典型でしょう。また、機密情報のやり取りやセキュアな環境で行いたい企業や、地域密着で柔軟に対応してほしい個人事業主におすすめの外注です。
オフライン事務代行で依頼できる主な業務例

オフライン事務代行で依頼できる業務には、以下のようなものが挙げられます。
- 書類整理およびファイリング
- 現場でのデータ入力
- 在庫管理・備品発注
- 郵送・発送業務(宛名書きや伝票作成を含む)
- 会議やイベントの準備(受付業務等の当日サポートを含む)
主に、オフライン事務代行は、オンライン完結が難しい物理的な作業や現場対応が必要な業務を依頼するのに適しています。
オフライン事務代行のメリット・デメリット

オフライン事務代行には、オンラインにはないメリットがある一方で、デメリットもあります。特性を理解しておくことで、オンラインとオフラインどちらの事務代行に依頼するのが適しているか、判断がしやすくなるでしょう。
オフライン事務代行のメリットとデメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
現場作業に対応できる 対面でコミュニケーションが取れる セキュリティ面で安心感がある | 交通費や出張費がかかる 対応できるエリアが限られる 訪問日の日程調整が必要になる場合が多い |
このように、オフライン事務代行は、現場で柔軟に対応できる、物理的な作業代行に強みがありますが、代行費用に追加してコストが発生したり、訪問日の日程調整が必要といったデメリットも発生します。
とはいえ、訪問日を「毎週〇曜日のみ」「毎月〇日」などと決めておけば、追加費用のコントロールは可能です。何より、ルーティン業務を手放し、売上につながる業務に集中できるという目的は達成できるので、デメリットに挙げた点がリスクにはなりづらいのではないでしょうか。
オンライン事務代行との使い分け方

オフライン事務代行とオンライン事務代行は、それぞれ得意分野が異なるため、業務内容に応じて使い分けることで業務効率化を図れるでしょう。
オンライン事務代行は、メール対応、データ入力、スケジュール管理、SNS運用など、インターネット環境があれば場所を問わず完結できる業務に向いています。一方、オフライン事務代行は、書類整理、郵送手配、現場での在庫管理、イベント準備といった現地作業や物理的な対応が必要な業務に向いています。
たとえば、日常的なルーティン業務やデータ作業はオンラインで任せ、月末の書類整理や年数回のイベント対応など、現場でのサポートはオフラインに依頼するといった使い分けができます。そうすることで、コストを抑えつつ、必要なタイミングで柔軟なサポートを受けられる体制を構築できます。
オフライン事務代行の料金相場と費用構成

オフライン事務代行の料金相場は、オンライン事務代行と同じように、業務内容、契約形態、稼働時間、対応範囲などの諸条件によって変動します。一般的には、業務費用と追加費用(実費)の合算となるケースが多いです。
具体的な費用は事務代行者によって異なります。「別記事」で紹介したオンライン事務代行の料金相場と費用構成を参考にしつつ、依頼を予定している事務代行者に見積もりを取って比較・検討をしましょう。
オフライン事務代行の探し方

オフライン事務代行は、オンライン事務代行と比べると情報が少ないため、探し方を工夫することが大切です。
まずは、対応エリアを明確にすることが第一歩です。訪問対応が前提となるため、自社や自宅の所在地からアクセスしやすい業者を優先的に絞り込みましょう。
探す手段としては、以下の方法が挙げられます。
- インターネット検索で、「地域名+事務代行」や「地域名+訪問型事務代行」と入力する
- 商工会議所や業界団体の紹介を利用する
- 地元企業や経営者仲間からの口コミや紹介を受ける
- 求人媒体や業務委託サイトで「現地対応可」と明記している人材を探す
また、候補が見つかったら、訪問可能エリア、交通費の扱い、作業可能な業務範囲、機密保持契約(NDA)の有無をかならず確認しましょう。特に、オフライン作業は人の出入りや物理的な移動が伴うため、セキュリティの担保が重要です。
神奈川県横浜市でオフライン事務代行をお探しの方には、「みなとのオンライン事務代行」がおすすめです。
信頼できるオフライン事務代行の選び方

オフライン事務代行は現場での作業や機密文書を取り扱うケースが多いため、選定時には「信頼性」と実務能力の情報を慎重に見極める必要があります。具体的には以下のとおりです。
その1:実績・専門性を確認する
まずは、実績と専門性を確認することが不可欠です。
過去の取引経験や専門分野の知識が豊富な事務代行業者は、業務品質が安定しており、想定外のトラブルにも柔軟に対応できます。一方、経験不足の業者に依頼すると、作業効率の低下やミスの発生リスクが高まります。
実績紹介ページや、お客様の声、事例集などから、依頼したい業務と近い事例があるかを確認すると良いでしょう。
その2:契約面の安全性を確保する
次に、契約面での安全性を確保することも欠かせないでしょう。
訪問型の業務では、機密文書や個人情報のやり取りが発生します。契約内容に情報の取り扱いについて明記していないと、情報漏えいやトラブル時の責任範囲があいまいになり、重大なリスクにつながりかねません。
契約時に秘密保持契約(NDA)を取り交わし、書類や物品の取り扱いルールを契約書に明記して、両者の認識のズレを防ぐようにしましょう。
その3:コミュニケーションの取りやすさ
また、コミュニケーションの取りやすさを確認しましょう。
現場での作業は、事前の打ち合わせや当日の指示変更など、細かなやり取りが発生します。連絡が滞ると作業効率が落ち、ミスや納期遅延の原因になりかねません。
訪問日程や作業内容の変更を急きょお願いする場合でも、電話やチャットで迅速に対応してくれる事務代行者であれば、柔軟かつ安心して業務を任せられるでしょう。見積依頼時や問い合わせ時のやり取りでもうかがい知ることはできるので、判断材料にしてみてはいかがでしょうか。
その4:料金体制の透明性
最後に、料金体系が明確であることが信頼性の大きな判断基準になります。
訪問型の業務は、基本料金に加えて、交通費、資材費、時間外対応費などの追加費用が発生する場合があります。料金体系が不透明だと、想定外の請求や予算超過につながり、長期的な利用が難しくなります。
事務代行者に依頼する業務と予算をあらかじめ決めてから、複数の候補者から取り付けた見積書を比較・検討して、条件に合う候補者から選定することもおすすめです。
まとめ

オフライン事務代行は、書類整理、郵送対応、在庫管理など、現場での対応が必要な業務を任せられるサービスです。オンライン完結が難しい業務がある場合は、検討の余地があるサービスになるでしょう。
上手に活用すれば、オフライン事務代行は、安心感と作業品質を高める心強いパートナーになります。
みなとのオンライン事務代行がおすすめです

みなとのオンライン事務代行は、神奈川県横浜市を拠点としたオンライン事務代行サービスです。
副業、個人事業主、一人社長、小規模事業者様にご利用いただいております。もちろん、中小企業経営者の方からのご依頼も大歓迎です。
初回のご相談は、オンラインにて無料で承っております。「こんな業務をお願いしたいんだけど、依頼できる?」といったご相談も承れますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
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