・仕事、育児、家事がワンオペで、自分時間を作ることができない。
・家族の予定を優先するあまり、自分のことは後回しになってしまっている。
・疲れているけど、休む時間がままならず動かざるをえなくなっている。
この記事では、子ありの私がテレビなし生活に変えて自分の時間を作った体験談をご紹介します。
【時間術検証】テレビなし生活でワーママの自分時間を取り戻せる?
結論を先に申し上げると、テレビなし生活でワーママの自分時間を作りやすくなります。私の場合は、毎日30分は確実に確保できるようになりました。
ただし、時間数は個人差がかなり出ます。理由は、家族全員の同意が必要だからです。
我が家は私と幼児の子供との2人暮らしなので、私の一存で決められます。しかし、家族が何人もいればそれぞれに必要な理由が出てくるので、ひとりひとり納得させてまでテレビを手放そうとは思えないのではないでしょうか。
とはいえ、それでも「テレビを手放したい!」とお考えの方向けに、テレビを手放す手順をご紹介します。
- 手順1:家族の生活スタイルを把握する
- 手順2:テレビがあることの問題提起→理解を得る
- 手順3:テレビの使用時間・視聴時間を減らす
- 手順4:1週間、テレビを使わない生活をする
- 手順5:テレビを捨てる、または買い取ってもらう
手順1:家族の生活スタイルを把握する
まずは、家族ひとりひとりの生活スタイル、特にテレビの使用頻度を中心に把握します。
具体的に確認しておきたいことは、
- 共働き世帯か
- テレビ番組をリアルタイムで観たいか(録画でもいいか)
- テレビゲームや映画鑑賞には大画面がいいか(妥協できるか)
- どのくらいの頻度、時間数でテレビを使用しているか
です。共働きでは、平日の朝か晩、休日の限られた時間だけかもしれません。子供の年齢によっては、学校、部活動、習い事、友達と外出、勉強などで意外にスケジュールが埋まっていることもあります。
テレビの使用頻度に限りませんが、現状を「見える化」することで本当に必要なのか判断しやすくなります。
手順2:テレビがあることの問題提起→理解を得る
次に、家族に対してテレビを手放すことを提案、家族全員から理解を得てください。提案するときは、テレビを手放すことのメリットとデメリットをきちんと伝えることが大切です。
人間は誰でも、失うことに恐怖心を抱いたり抵抗心を持ったりします。パパまたはママが絶対…という家庭は「鶴の一声」で強制的にテレビなし生活へ移行できるかもしれません。
しかし、大切なことは家族全員が納得できることです。自分で考えて意思表示のできる子供がいる場合は、子供が理解できるよう丁寧な説明が必要ではないでしょうか。
手順3:テレビの使用時間・視聴時間を減らす
家族全員の同意が得られたら、テレビの使用時間と視聴時間を少しずつ減らします。減らし方は、家族の意向を踏まえて決めます。
減らすときは、家族が守れるレベルのルールを決めておくのがおすすめです。たとえば、
- 平日の視聴時間を週5回から週3回にする
- 好んで観ている番組以外の番組は観ないようにする
- 観たい番組すべてをリアルタイムで観ようとがんばらない
- テレビの使用時間に上限を設ける(いつもより1時間減らす)
といったことです。ルールといってもガチガチに決めすぎず、ゆるくても家族全員が続けられるレベルのものにしてくださいね。
手順4:1週間、テレビを使わない生活をする
テレビを使わない、観ない生活に慣れてきたら、「テレビを使わない生活」を1週間試します。自分自身や家族にとって性に合うかどうかの確認です。
習慣化には、3日間継続することが必須となります。3日間を続けて生活に支障がなさそうであれば1週間続けます。途中で厳しそうであれば断念して、できるレベルにまで使用時間・視聴時間を戻します。
手順5:テレビを捨てるまたは買い取ってもらう
テレビを使わない生活に問題がないと実証できて、ようやくテレビを手放せます。
粗大ごみに出すか、中古買取業者に買い取ってもらうかのどちらかの方法が無難でしょう。どちらも費用がかかるので、インターネット検索などでご自身に合う方法を選びます。
【体験談】子ありのテレビなし生活のライフスタイル
私が子ありのテレビなし生活を始めて、時間をムダにしなくなりました。現在の子ありのテレビなし生活は下記のとおりです。
子なしテレビなし生活のきっかけ
我が家がテレビなし生活を始めたきっかけは「別居」です。
テレビなし生活に振り切ったのは、
- テレビは元夫の所有物だった
- 独身時代にテレビなし生活をして違和感がなかった
- テレビを点けて流し見していたが観たい番組はなかった
- NHK受信料を払ってまでテレビを持ちたいと思わなかった
- テレビを観る時間がもったいないと思った
ということが挙げられます。子ありのテレビなし生活をするのは想定外でしたが、意外に問題なく過ごしています。
子ありのテレビなし生活の娯楽
子ありのテレビなし生活といっても、娯楽はたくさんあります。
我が家の場合は、
のいずれかでまかなえています。家事、育児、仕事をワンオペでやりきろうとすると時間があっという間に過ぎ、上記のことを予定で入れるだけでも十分に楽しめます。
子供がひとり遊びを楽しめるタイプなこともあり、いったん集中モードに入ると30分ほど放任していても問題ないレベル。テレビでYouTubeしか観なかったことも影響しているかもしれません。
私は、家事以外に読書と事業に必要な準備をやっています。パソコンでの作業だと子供に寂しい思いをさせてしまうかもしれないと考え、作業はスマホで完結できる作業かメモを取る作業のどちらかです。子供に「いつも自分のことを見てくれている」と思ってもらえる雰囲気づくりを心がけています。
子ありテレビなし生活の困りごと
子ありテレビなし生活で困ったことは今のところありません。
しいて挙げるとすれば、天気予報に疎くなったことです。毎朝ラジオを聴いて把握するようにしていますが、天気予報を聞きそびれることもあります。雨の予報なのに折り畳み傘を忘れてしまうなどがあります。
【体験談】子供ありのテレビなし生活のメリット・デメリット
我が家の場合、子供ありのテレビなしのテレビ生活にメリットしかありませんでした。理由は以下のとおりです。
メリット1:NHK受信料がかからない
まず、NHK受信料がかからないことです。
NHK受信料は、テレビを所有する家庭が支払う費用で、2023年時点での年間費用は3,240円(税込)です。支払義務はありませんが、未払いだと徴収担当スタッフの定期的な訪問があり、対応がわずらわしいです。
テレビなし生活では、当然のことながら費用の支払いはないです。徴収担当スタッフが来ても、「テレビないです」と毅然とした対応がしやすく、ストレスを感じずにすみます。
メリット2:時間の浪費が少なくなる
次に、時間の浪費が少なくなることです。
私自身、テレビを所有していたときは、観たい番組がなくてもテレビを点けていました。観ている番組に楽しさを感じられず、時間を浪費してやるべきことを後回しにして自己嫌悪することもしばしば。
テレビなし生活では「今」に集中できるので、自分のやりたいことにすぐ取りかかることができます。ざっくりとでもやることを挙げて段取りを組むことで、1時間の自由時間を作ることもできます。
メリット3:情報の取捨選択ができる
テレビを通して、自分にとって不要な情報を見聞きしなくて済むことは大きいです。
ただでさえ、仕事、家事、育児でタスクが山のようにあるので、それ以上の不要な情報があっては頭がパンクしてしまいます。テレビの情報は、ネットで必要なところだけを調べて済ませましょう。情報量を減らし、頭の中をスッキリさせることができます。
メリット4:子供と過ごす時間を増やせる
テレビを観ている時間を、子供と過ごす時間にあてやすくなります。
仕事と家庭をワンオペでがんばらざるを得ない状況とはいえ、気力や体力ではできることに限界が出てきます。テレビなしによって、自分のやるべきことをあらかじめ済ませられるので、子供と向き合う余裕を持ちやすくなります。
子供が幼いうちは子供の好きなことを一緒に楽しんだり、成長の過程で、子供の価値観や思いを知る時間にあてることもできますね。
メリット5:こまめに掃除をする場所が減る
テレビ台を置いたり、配線を気にする必要がなくなり、こまめな掃除が不要になりました。
私は独身時代からミニマリストを続けているのですが、理由は「掃除嫌い」にあります。掃除の手間をできるだけ減らすために、細かいところまで掃除をしたくない…おかげさまで、家族がいてもすべての部屋の掃除時間は30分程度です。
まとめ:短時間でもチリツモで大きな財産になる!
今回は子ありテレビなし生活のリアルな姿をまとめました。この記事の要点は以下の通りです。
- 家庭によってテレビなし生活ができるとは限らない
- 時間を有効活用ができ、家族時間も自分時間も楽しめる
- 結果的に節約、時短になって手間が省ける
仕事に育児に忙しくされているからこそ、30分であっても自分時間の確保は重要です。ワーママにとってはわずかな時間が積み重ねが大きな財産になることもあるのです。
自分時間が作れたら、あとは「何をするか」がポイントになります。あなたが実現したいことにつなげていただけると嬉しいです。
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