2026年5月18日、横浜市が市内の中小企業を対象にした「デジタル人材育成・伴走支援」を発表しました。人材不足や業務効率化を課題としている企業にとっては、経営基盤の強化や事業の継続のため検討の余地があるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、「デジタル人材育成・伴走支援」の概要やスケジュール、活用するうえでのメリット・デメリットについて解説します。

小島 美和(佐藤 みなと)
合同会社あすだち 代表
事務歴15年以上。2021年に独立、幅広い業種の一人社長や個人事業主のサポートをしています。「仕事のていねいさ」「相談しやすさ」に定評。
限られた時間の中で最大の成果を出す「効率化」を重視し、お客様が本来の業務に集中できるよう、心強いパートナーとして伴走します。
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横浜市のデジタル人材育成・伴走支援とは?

今回実施される横浜市の「デジタル人材育成・伴走支援」は、「IT人材不足」や「デジタル化をしたいけど、何から手をつければいいかわからない」といった悩みを抱えている横浜市内の中小企業を対象に、完全無料で、プロの力を借りて自社のデジタル化を推し進められる、手厚いサポートです。
単に、必要なITツールを紹介して終わりではなく、デジタル化をリードできる社員を育てる「人材育成」と、プロの専門家が客観的な視点で課題を見つけてくれる「伴走支援」とがセットになっています。そのため、「ノウハウ不足」と「人材不足」の両方を、横浜市が予算を組んでバックアップするという背景があります。
デジタル人材育成・伴走支援の支援スケジュール
本支援のスケジュールは以下のとおりです。
| 2026年6月11日(木) | キックオフセミナーに参加する |
| 2026年8月~10月(実施予定) | デジタル人材育成講座を受講する(計4回) |
| 2026年7月~2027年2月(実施予定) | 専門家による伴走支援 |
「デジタル人材育成講座」と「専門家による伴走支援」は、応募多数の場合は抽選となっているので、かならずしも受けられるものではありません。しかし、当選した場合は手厚いサポートを受けられるので、まずは「キックオフセミナー」に参加して、自社に必要な支援かどうかを検討してみてはいかがでしょうか。
キックオフセミナーの概要
本支援を受けるためには、6月11日に開催される「キックオフセミナー」への参加が必須です。
このセミナーは、単なる事業の説明会にとどまらず、「中小企業がいますぐ実践できるDXの進め方」「失敗しないAI活用術」など、経営に直結するヒントが学べる貴重な機会となるでしょう。本支援の申し込みを検討されている方はもちろんのこと、自社のデジタル化・AI活用に興味のある方にも、検討の余地はあるのではないでしょうか。
キックオフセミナー開催概要
| 日時 | 2026年6月11日(木)13:00-15:30 |
| 定員 | 先着80名(事前申込制) |
| 対象 | 横浜市内の中小企業経営者・担当者 DXに関心のある方 |
| 参加費 | 無料 |
| 開催場所 | 横浜情報文化センター 6階 情文ホール |
| アクセス | みなとみらい線「日本大通り駅」下車 3番「情文センター口」直結 |
デジタル人材育成講座で学べること
「デジタル人材育成講座」は、2026年8月~10月に全4回の講座が実施されます。
この講座は一般的な座学だけではなく、自社の現状を分析し、自社の現状を分析して「事業契約書」や「ロードマップ」を作り上げていく実践的なカリキュラムとなっています。企業の課題や目的に合わせて、「DXコース」「AIコース」「デジタルマーケティングコース」の3つのコースから選ぶことができます。
専門家による伴走支援で受けられる支援
「自社の状況に合わせたピンポイントなアドバイスや、システム導入の検討段階からプロに相談に乗ってほしい」という企業に向けて、初期支援実施後に、さらなるステップアップを目指す企業の中から抽選で、発展支援を受けられる仕組みとなっています。
初期支援では、デジタル化の現状や課題と方向性を明確にします。オンライン面談を含め、2回以内の訪問・ヒアリング、アドバイスをされます。支援者数が40社となっています。
次の段階の発展支援では、デジタル化を推し進めるための具体的な施策を行います。オンライン面談を含め、5回程度の訪問支援と計画等の提案、提案後のフォローアップ訪問1回となっています。
本支援を受けるメリット・デメリット

本支援のメリットは、無料で自社のデジタル化計画とその社内人材を同時に手に入れられる点です。一方、企業側の主体的な時間とコミットメントが必要になり、事業運営と同時進行するための調整が必要になる点は、デメリットとなるかもしれません。
なぜなら、本支援は一般的な補助金・助成金とは異なり、企業の経営課題を根本から解決するための、教育とコンサルティングを目的としているためです。
また、支援の入口となる「キックオフセミナー」は誰でも参加できますが、その先の「デジタル人材育成講座」と「専門家の伴走支援」には定員があり、応募多数の場合は抽選に漏れて、支援自体が受けられないおそれがあります。それを考慮しても支援を前向きに検討されている方には、おすすめの支援と言えるのではないでしょうか。
まとめ

横浜市の「デジタル人材育成・伴走支援」は、コストをかけずに社内のIT人材を育て、自社に最適なデジタル化を推し進める絶好の機会でしょう。成果を出すためには、コストの代わりに、社内の時間とリソースをしっかりと投資する必要がありますが、導入後の効率化が図れれば、売上アップも見込める可能性もあります。
まずは、2026年6月11日に開催される「キックオフセミナー」に参加して、どのような支援を受けられるか、自社にとって必要な支援か、検討されてみてはいかがでしょうか。
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