三浦半島への日帰り旅行におすすめなのが「みさきまぐろきっぷ」。電車とバスの乗車券に加え、まぐろ料理や観光施設の利用券までがセットになった人気の観光きっぷです。
そこでこの記事では、みさきまぐろきっぷの魅力、実際に利用した子連れプラン、気になる費用とコスパについて、私の体験談を交えながらご紹介します。

小島 美和(佐藤 みなと)
合同会社あすだち 代表
時間に追われすぎない穏やかな生活を送りたくて、会社員生活を卒業→起業。オンライン事務代行として活動中。節約と時短をこよなく愛しています。息子と2人暮らしのシングルマザー。
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みさきまぐろきっぷとは?

「みさきまぐろきっぷ」は、京浜急行電鉄(京急)が販売している観光チケットです。
このチケットには、
- 京急線の主要駅から三浦半島エリアまでの往復乗車券
- 現地での京急バス乗り放題
- まぐろ料理が楽しめる食事券(まぐろまんぷく券)
- 観光施設で使えるアクティビティ券(三浦・三崎おもひで券)
がセットになっています。
通常であれば、電車代、バス代、ランチ代、アクティビティやお茶の費用をそれぞれ支払う必要があるところ、このきっぷを使えばまるごとカバーできるのが魅力です。
券売機で購入できる「紙チケット」と、三浦newcalというウェブサイトで購入できる「デジタルチケット」の2種類があるので、お好きな方を選べるのも嬉しいですね。
みさきまぐろきっぷの価格
横浜駅から「みさきまぐろきっぷ」を利用した場合の価格は以下のとおりです。
紙チケット | デジタルチケット | |
大人 | 4,100円 | 3,650円~4,100円 |
子供 | 2,860円 | 2,860円 |
紙チケットとデジタルチケットの違い
紙チケットとデジタルチケットの違いは、「価格」と「購入方法」です。
紙チケットは一律価格ですが、デジタルチケットは価格変動制で、利用日によって価格が異なります(子供は、どちらの場合でも一律2,860円です)。使い方はどちらも同じで、駅員さんやバスの運転手さんに提示するだけなので、管理のしやすさによって選ぶのがおすすめです。
また、紙チケットは当日購入のみですが、デジタルチケットは利用日の14日前から事前購入ができます。デジタルチケットだとクレジットカードで決済できるので、カード派の方にも便利です。
デジタルチケット購入時の注意点
みさきまぐろきっぷの公式ページを見たときに、デジタルチケットの購入リンクがわかりづらく、リンクを探すまでに時間がかかりました。購入方法の紹介のところにリンクがなくて、購入リンクの特定ができなかったんですよね。
公式ページの上の方にある「三浦newcal」というサイトボタンから購入いただけます。

みさきまぐろきっぷの魅力

私がみさきまぐろきっぷを利用して感じた魅力は以下のとおりです。
その1:チケットを買う手間が省ける
あらかじめ必要なチケットがひとまとめになっているので、個別に買う時間も手間も省けます。
電車やバスでは職員さんに見せるのにもたつくかもしれませんが、きっぷを利用して来る方が多いのか乗車時・降車時ともにスムーズで、不便さを感じませんでした。お食事処でもアクティビティでも同じで、店舗・施設が固有の番号で管理されているらしく、申し込みも注文もすぐに終わります。
その2:一緒に行く人によってフレキシブルにプランを立てられる
一緒に行く人の性別・年齢にあわせて、プランを立てられるのが魅力です。
きっぷの性質上、行く店舗や施設は決められていてもエリア別に複数の選択肢があり、子連れだけでなく、カップル、夫婦、友人同士など色々なパターンで行っても楽しめそうでした。実際、カップルで来られてる方、友人同士で来られている方もいらっしゃって、楽しみ方は無限大という印象がありました。
もちろん、一人でぶらりするのもアリでしょう。三浦・三崎おもひで券では、500円を追加で支払えば「BAYSIDE SHARE 三浦海岸」というコワーキングスペースも利用できるので、ワーケーションとしても利用できそうです。日帰りが名残惜しい場合は、民宿に宿泊するのも良い体験になりそうです。
その3:日帰り旅行にちょうどいい距離感
横浜駅から電車で1時間ほどでアクセスでき、日帰りでも充分に楽しめます。
みさきまぐろきっぷのリーフレットには、三浦・三崎エリアとその周辺の案内のみ紹介されていますが、バスを乗り継いで隣の横須賀市へ移動することも可能です。週末の小旅行として十分に楽しめるでしょう。
みさきまぐろきっぷの子連れコース【体験談】

今回、子供と一緒に行きました。その際のスケジュールは以下のとおりです。
みさきまぐろきっぷを利用した子連れスケジュール
時間 | 内容 |
8:30 | 横浜駅から京急線に乗車 |
9:30 | 三浦海岸駅に到着 |
10:00 | KEIKYU OPEN TOP BUS MIURAに乗車 |
11:30 | 紀の代でランチ |
12:30 | 三崎港周辺の散策 |
14:40 | 三崎港から三崎口駅へ移動、帰宅 |
このプランは、子供の「オープントップバスに乗りたい!」というリクエストを基に、乗車時間から逆算・先読みをしてスケジューリングしました。オープントップバスは海側コース、山側コース、周遊コースの3種類あり、今回は海側コースのバスに乗車しました。
この他にも、三崎港周辺の散策プランとして、
- うらりでお買い物
- ミサキドーナツでカフェタイム
- 城ヶ島公園で散策
といった、時間を持て余した場合の候補も作っておきました。うらりで魚介類を購入したいと思って「うらり」への立ち寄りを必須にしていましたが、それ以外は子供の機嫌によって行動範囲が変わるのを想定して、候補地は複数挙げておきました。その場で咄嗟に考えるより、余裕を持って楽しみやすいですね。

今回は、海南神社で音楽祭がやっていて、散策スポットが偶然増えたのもラッキーでした。
まぐろまんぷく券で食べたランチ


紀の代さんで、「まぐろ4種のとろとろ丼」と「いくらとまぐろの丼ぶり」をいただきました。
KEIKYU OPEN TOP BUS MIURAの終点「うらり」に着いたのが10:50頃、そこから元々行く予定にしていたくろば亭さんへ行く予定だったのですが、案の定混んでいて断念、くろば亭さんのお隣にある紀の代さんに変更しました。ちょうど残り1席に着席できたのがラッキーでしたね。
私がいただいたのは「いくらとまぐろの丼ぶり」です。まぐろはもちろんですが、いくらもプリプリしていて食べ応えがあるのに、気づいたら
三浦・三崎おもひで券で楽しんだアクティビティ


これは、今回のメインイベントと言っても過言ではない「KEIKYU OPEN TOP BUS MIURA」です。
出発地点の三浦海岸駅に到着、改札を出て正面にある観光センターで手続きします。職員さんが2名いらっしゃって、紙に搭乗者の氏名、住所、電話番号を記載すれば手続きが完了です。乗車10分前までに指定のバス停で待機します。
案内では10分前とアナウンスされましたが、職員さんに「バスと一緒に写真を撮りたい方は、今しか撮れないので撮ってください」と言われ、写真を撮りました。写真を撮る列ができるので、時間ピッタリで行くよりは15分前くらいなどゆとりを持って行く方が、気持ち的にもいいように感じます。
また、出発時には、職員さん5~6名がまぐろのぬいぐるみを持って見送ってくれました。住んでいる人から見たら「なんだこれ?」となるかもしれませんが、嬉しいおもてなしです。
景色も素敵ですし、添乗員さんのアナウンスがスラスラと流れるようなアナウンスで見事、観光の邪魔にならないのはさすがプロです。50分と感じさせない楽しい時間を過ごせるので、ぜひ試していただきたいです。
三崎港周辺の散策
三崎港周辺は意外に散策スポットが多く、お散歩にピッタリです。地域柄、シャッターの閉まっているお店もあったのですが、神社があったり食べ歩きのお店があったりで、街並みを楽しめます。
写真を撮り忘れてしまいましたが、民宿もいくつかありました。「THE日本家屋」というようなところから酒蔵らしき建物をリノベーションしたようなところまであったので、ワーケーションの候補地としても挙げられるように感じました。
実際にかかった費用とコスパ


今回、みさきまぐろきっぷを使った子連れ日帰り旅行の費用は7,590円だったのに対し、同じ旅程を個別で支払った場合には8,682円なので、1,092円もお得に楽しめました。
ランチとアクティビティによっては、もっとお得になる場合もあるので、総合的にコスパの良い体験と言えるのではないでしょうか。
みさきまぐろきっぷを利用した金額 | 同じ旅程を個別で支払った場合 |
・みさきまぐろきっぷ 6,690円 ・うらりでのカフェ代 900円 合計:7,590円 | ・横浜~三崎口の往復電車代 1,132円 ・三崎口~三崎港の片道バス代 350円 ・KEIKYU OPEN TOP BUS MIURA 2,300円 ・まぐろランチ代(推測) 4,000円 ・うらりでのカフェ代 900円 合計:8,682円 |
三浦・三崎エリアも季節に合わせた見どころはたくさんありますし、電車とバス乗り放題を活用して別エリアへも気軽に移動できるのが嬉しいですね。時間が許せば、横須賀美術館やどぶ板通りなど、横須賀の観光名称にも足を延ばせるかもしれません。
まとめ


みさきまぐろきっぷは、交通手段、食事、アクティビティが1枚で揃う便利でお得な観光きっぷです。実際に使ってみると、子連れでも移動や食事がスムーズで、費用面でも充分にコスパを感じられました。
まぐろグルメを堪能したい方、気軽に日帰り旅行を楽しみたい方だけでなく、リフレッシュ目的のワーケーションの候補地としてもおすすめです。お出かけ先に迷った際には、候補のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。
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